おせちの特徴について

おせちの特徴について

おせちが重箱に詰められる意味

time 2022/10/15

おせちが重箱に詰められる意味

おせちとは正月に食べるお祝いの料理の総称の事であり、元々は暦の上では節句を意味する言葉です。その節句の際に食べていた料理がおせち料理と呼ばれるようになりました。現在ではめでたい気持ちを重ねる意味合いを込めて、縁起を担ぐために重箱に入れて料理を楽しみます。さらに、地域によっておせちの内容は異なり、それぞれの地域の特産物や風習を色濃く表現した料理が多く見られます。

まず、基本的に重箱の一段目にあたる一の重には黒豆や数の子が入り、祝い肴をこの段に詰めます。次に二段目にあたる二の重には栗きんとんやだし巻き玉子等の甘い料理が並びます。三段目にあたる三の重には海老の焼き物やエビフライ、焼き魚や魚の煮付けといった海の幸を中心に敷き詰めます。そして四段目は四の数字が死を連想させてしまい、縁起を担ぐおせちの意味合いを否定してしまうため、与の重と呼ばれており、蓮根やゴボウのきんぴらや筑前煮といった野菜中心の山の幸を詰めます。

また、それぞれの料理には意味が込められており、一段目に入っている黒豆は真面目に働き健康的に暮らせるように願いが込められ、数の子は卵の数が多いため、子宝を願う思いが込められています。三段目に入っている海老は腰が海老のように曲がってしまっても長寿でいられるように、そして、海老の赤色は魔除けの意味を持っています。昆布巻きは喜ぶという言葉とかけて祝い事には定番の食材であり、栗きんとんは色合いから金運上昇を願う縁起物とされています。おせちのことならこちら

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